照明の明るさについて



照明の明るさというのは、使う照明器具やお部屋などによって
明るさの要因は違っています。
また、明るさの感じ方というのも、
年齢や性格によって快適さというのは違うものです。
なので、明るさの目安を知って、
自分に合った照明を見つけてみましょう。




シャンデリアやペンダントライトだけの明かりで、お部屋全体の明かりを取る場合は、お部屋の広さに対応するW数相当の明かりが取れるようにしましょう。

お部屋の広さ(畳) 電球型蛍光灯(W数) 白熱灯(W数) 40W電球の灯数
4.5~6畳 45~60W 180~240W 4~6灯
6~8畳 60~80W 240~320W 6~8灯
8~10畳 80~100W 320~400W 8~10灯
12~14畳 100~125W 400~500W 12~14灯
14~16畳 125~150W 500~600W 14~16灯

目安は1畳分=白熱灯40Wの明るさです。

例えば通常のトイレ(1畳)であれば、40Wの照明1個分、洗面所(2畳)であれば、40W×2畳=80W相当という感じです。
目安にして、自分の部屋の明るさを考えてみましょう。




照明器具には、いろんな種類があるのですが、お部屋の照らし方で分類すると、2つに分かれます。

お部屋全体を明るく照らす目的で使う「主照明」と、限られた範囲だけを照らす照明の「補助照明」です。

主照明の代表的なものには、よく天井の真ん中に大きな円盤型の白いものが1灯だけ付いているますよね。それが主照明の代表、シーリングライトです。
その他、天井に埋め込んで使用するダウンライトや、シャンデリア、大きめで単独でお部屋を照らすペンダントライトも主照明に入ります。

補助照明で、一番よくみんなが使うものにデスクランプがあります。他に、壁付けのブラケット、フロアスタンドなどがあります。


天井に直接付けるシーリングライトは、日本の住宅ではよく見かける一般的な照明器具です。

シーリングライト1個でお部屋全体を照らせるようになっているので便利なのすが、見た目も明かりの表情も乏しいので、インテリア性には欠けます。

素敵なお部屋にしたかったら、ぜひ、表情のある照明器具を使いましょう。
もともとシーリングライトしか付いていないアパートやマンションでも、簡単に素敵な照明に取り替えることが出来ます。

シーリングライトの場合

シャンデリアは電球が上を向いているので、天井の方を向いて照らす分、同じ明るさでもシーリングライトと比べると、暗く感じます。

シャンデリアの長さを調整して、低くすれば、その分、明るくなります。

華やかな装飾のシャンデリアは、照明としてお部屋を照らすことはもちろん、電気を点けない時も、素敵にお部屋を演出してくれます。

シャンデリアの場合

ペンダントは、下向きなのでシーリングライトのように照らしてくれますが、シェードの大きさやコードの長さ、電球によって、明るさをいろいろ変更出来ます。

ペンダントライトは、あくまで補助灯。テーブルの上に並べた食事が美味しく見せるための効果と、テーブル上の空間を素敵に魅せるためのインテリア性を考えて欲しいので、20~40W程度の明かりで十分です。
他にお部屋全体を照らすダウンライトなどと組み合わせて、効果的に使いましょう。

逆に、和室や子供部屋、トイレなど、ペンダントライト1個だけの明かりで、お部屋全体の明かりを取る場合は、お部屋の広さに対応するW数相当の明かりが取れるようにしましょう。

ペンダントライトの場合

新築やリフォームの方に多いのが、ダウンライトです。

ダウンライトは、器具自体が小さいため天井に付いていても目立たず、お部屋のインテリアのジャマをしません。

シーリングライトのように、全体を照らすわけではないので、同じ明るさを求める場合は、数を多く取り付けて、お部屋全体を明るくするようにしましょう。

ダウンライトの場合





例えば、今、生活しているリビングが、ちょっと明るめで6畳で、100Wの電球を3つ(=300W)使っていたら、12畳のリビングに取り付ける場合、600Wという感じで、今、住んでいるお部屋を基準に考えれば、暗く感じるということはありません。




明るさが気になって不安な方は、主照明として使うダウンライトの数を、出来るだけ多めに設定しておきましょう。
たくさん付けておけば、明るすぎると感じる場合、電球を外して使わなかったり、 電球のワット数を減らして使うことも出来ます。
後から暗いと感じてダウンライトを足すことは難しいですが、 最初にたくさん付けておいて、後から調整することは簡単です。部屋の広さに合わせて、十分な明かりがとれる数を付けておきましょう。