オリジナル第1号は、ふわふわの綿のようなシャンデリア。

見出し

オリジナルの英語の文字

きらきらした細工がついているわけでもなく、キラキラした色をしているわけでもない素朴なデザイン
オリジナルシャンデリアの写真

シャンデリアと聞くと、なんだかとてもキラキラしたイメージが強かった。

その頃はフランスのお城くらい煌びやかなお部屋じゃないと取り付けられないイメージがあったから(笑)なんとなく自分には似合わない気がして、自分の家に取り付ける照明を考えた時に「シャンデリア」と言う考えが浮かばなかったくらい遠い存在。

そんな時、アンティークの照明ばかりを修理していた方に出会う機会があって工房をのぞかせてもらった時、私がそれまで抱いていたイメージとは全く違う、シンプルなシャンデリアを見つけた。

キラキラした細工が付いているわけでもなく、キラキラした色をしているわけでもない素朴なデザイン。

それまで「シャンデリアはキラキラしているもの」と思っていた私のイメージを根底から覆してくれたシンプルなデザインのシャンデリアは、職人さんがそれまで大切にしていたお気に入りのアンティークのモチーフだと言う事を聞いて、自分の家用にそのまま連れて帰ったのは言うまでもない。


書斎の写真

シャンデリアと言う概念がすっかり変わってしまった私は、なんとか同じものをたくさん作れないかと思って試行錯誤を始めた。

アイアンのフラットバーを曲げるだけでデザインを作り出すシャンデリアは、あまりにも素朴。
キラキラしたものを何一つ身につけず、女性らしさを表現させるために考えたデザインは、何度も何度もフラットバーを叩きながら少しずつ曲げて作った柔らかい曲線。

まるで綿のようにふわふわとしたデザインで仕上げた事で、キラキラがなくても十分女性らしい中に、ちょこっと可愛い要素が加わった。

アンティークでは、アイアンバーのシャンデリアは、ほぼ黒。でも、私が取り付けたかったテラスに黒は強すぎてしまうから、周りと馴染むよう白も作ってみた。

まるでふわふわの綿のように、シンプルでいながら女性らしい。そんな風に出来上がった第一号のシャンデリアは、ずっとわが家のテラスで読書の時間をドラマチェックに演出してくれている。