キラキラ輝く涙の結晶、上品に輝くLarmes
すっかりシャンデリアの魅力にハマってしまった私が、次に探し始めたのはキラキラ輝くガラスパーツのついたもの。
キラキラ輝くと言っても、ジャラジャラしていて品のないものはイヤ。
いかにもキラッキラという感じもキライ。
キラキラと言っても派手ではなく、内面から光っているシャンデリア。そんな私のワガママなイメージは、全てフランスで見たアンティークのシャンデリアのイメージから来ていた。
ガラスのパーツがたっぷりついていて、キラキラ輝いているのに、控えめで上品な輝き。もともとはゴールド色に光っていただろう本体の色は、年月を経て色が変化し、なんだかいい雰囲気になっている。
そんな私のイメージにピッタリ似合うアンティークのシャンデリアは、なかなか見つからないものだとわかった時、新築の相談を受けていたお客様から「派手じゃないキラキラしたシャンデリアが欲しいんです」との相談を受けた。
自分の頭の中でイメージしているシャンデリアと、きっと同じようなシャンデリアを求めている人がいる!そう思って、すぐに鉛筆を持って頭の中にあるシャンデリアの絵を描き始めた。
実際に出来上がるかどうかわからなかったけれど、とにかく理想のシャンデリアを見てみたくてデザインした絵をもとに試作を作り、海外から取り寄せたガラスのパーツを何度も何度も取り付けては取り外し、試行錯誤の上に出来上がったHandleのシャンデリアの原点。
私の中では汗と涙の結晶だから、ちょっとイメージの悪い汗だけ除いて付けた名前が「涙」。フランス語で「Larmesラルム」