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シャンデリアとは、天井から吊り下げて使用する華やかな装飾が施された照明器具のこと。
もともとお城や教会などの大きなお屋敷で使われていたシャンデリアも、時代の流れや人々の生活スタイルの変化によってコンパクトなものが増えていきました。

そのため、クリスタルやガラスのパーツがたっぷり付いた華やかなシャンデリアだけでなく、アイアン製や真鍮製、木製のシャンデリアにちょっと新しい北欧ビンテージスタイルなど…デザインも豊富。
一般家庭でも取り入れやすいような、いろんなアンティークシャンデリアが作られたんです。

01.シャンデリアの歴史

シャンデリアは800年以上もの歴史を持つ照明器具。
長い歴史の中で、時代の変遷とともに進化してきました。

その起源は中世ヨーロッパに遡り、最初は大きなホールや教会、修道院などで使用されていたロウソク台が原型とされています。
これが時代とともに進化し、15世紀以降には宮殿や貴族の邸宅などでより豪華で装飾的なデザインのものが使われるようになりました。

イギリスやフランス、イタリアなどの国によっても得意とするシャンデリアのデザインも違い、現在でも時代を継承してきた華やかな照明器具が各国で作られています。
まだ電気のなかった頃には、シャンデリアの灯りを灯す部分にロウソクが使用されていましたが、時代が進むにつれて灯油、ガス、そして電灯に変わっていきました。

技術の進歩により、シャンデリアのデザインの幅も広がっていきましたが、現代のシャンデリアにも当時の雰囲気を再現するために、キャンドル型の電球を好んで使われることも多いんです。

02.現代のお家にも似合うデザイン

アンティークのシャンデリアの中でも、フランスのシャンデリアは華やかな雰囲気が特徴。
ガラスパーツがたっぷり付いた真鍮製の定番のシャンデリアから、お花の形をかたどったアイアン製のシャンデリアなど…装飾的なデザインが多いのが特徴です。

まるでヴェルサイユ宮殿で使われるような華やかなフレンチアンティークのシャンデリアも、20世紀には、ミニマム化した現代のお家にも合わせやすいコンパクトサイズのものがたくさん作られました。
また、そんな豪華なものだけでなく、フランスらしく美しい曲線を描くアイアン製の落ち着いたシャンデリアも見つかります。

最近はおしゃれな間接照明などの照明づかいに注目されるようになり、現代のお家にも似合うアンティークシャンデリアを選んで、自宅に取り入れる方も増えているんです。

1940年頃のコンパクトなアンティークシャンデリアなら、日本の和室にも似合うので、昭和レトロな雰囲気を味わうことが出来ます。

03.アンティークシャンデリアの修復

ヨーロッパなどの海外で使われていた照明器具を日本のお家に取り入れるためには、日本仕様への修復作業が必要不可欠。
さらに、アンティークの場合は、真鍮が曲がっていたり配線の修復も必要なため、アンティークの知識を持った専門の職人による修復作業が必要になるんです。

修復されたアンティークシャンデリアは、その歴史的な価値と美しさを保ちながら、現代のライフスタイルに合った、安心して使用できる照明器具となっています。

きちんとした業者を介したアンティークのシャンデリアなら、日本のお家でも簡単に取り付けることが出来るので、自宅でヨーロッパの歴史や伝統を感じながら使ってみて下さい。